サントリー美術館の「鳥獣戯画展」を観ました

 昨日、サントリー美術館の開館記念特別展「鳥獣戯画がやってきた!−− 国宝『鳥獣人物戯画絵巻』の全貌」を観てきました。12〜13世紀の絵が残っていること自体、すばらしいし、絵も躍動的で美しかったです。
 特に興味深かったのは、ボードゲームに興じている人間たち、ウサギと猿たちの姿です。鳥獣戯画の「丙巻」では人間が囲碁、盤双六(バックギャモンのようなものか)、将棋に興じています。16世紀に土佐光信が描いたといわれる「模本」では、ウサギと猿が囲碁に興じていますし、双六の盤のようなものを担いでいる猿もいます…。平安時代にはすでにボードゲームが盛んだったんですね。驚きました。「模本」もたくさんありました。鳥獣戯画は、後世の画家や僧侶たちに多大な影響を与えたんですね。本物の絵巻を観ることができて良かったです。